Vol.1 FORD F1との出会い

Ford F1との出会い

事の始まりは「ホットロッドに乗りたい」と本気で思う様になったから…

単純にカッコイイし、自分の思ったように改造し易いのが最大の魅力だった。

日本での登録上、その車体の製造年の法律が適応されるらしく ホットロッドのベース FORD モデルAとかの時代の法律は縛りが少なく改造し易い。

現代の車両ではタイヤが剥き出しとか

ありえない仕様でも合法車両として認められる。

もっとも皆が安全に道路を走る為に法律が変わり、今の規制が出来ている訳で…

合法だからと言って何でも良い訳では無いけどね 笑

ホッドロッドに憧れて、、、

さて話しを戻す…

欲しいとは言ったものの、実際に見て 触れた事がなかった私は、ホットロッド屋さんに見に行く事にした。

初めて目の当たりにしたホットロッドは今までに感じた事のない雰囲気を放っていた。

ボディーはリアルに錆びていて

チョップルーフにV8エンジン

両サイドに露出したエキマニから爆音を奏でている…俗に言うラッドロッドだ。

初めて見るホットロッドに興奮した。

しかし同時に想像で求めていたモノとのズレも感じた。

リアルにそれを手に入れて手直しして乗る

と言うイメージを膨らませる…違うな…。

自分に合う車を探して、、、

何より自分の中で思う車両の程度と値段も釣り合わなかった。

自分の身丈に合った車

乗って楽しい車

そしてカッコイイ車

そんな事を色々考えて、自分が本当に欲しい車を探していた。

ヤフオクやネット上の中古車情報を探しまくった…すると

某中古車情報誌のネット版に出ていた

1948年式 FORD F1 が気になった。

パソコンの画面に穴が開くんじゃないかってぐらい少ない車両情報を見た。

そのF1は、アメリカから輸入して日本での登録はしていなかった。

エンジンはかかる

お世辞にも綺麗とは言えない内外装だ。

そう。FORD F1を探した訳ではなく

「自分に合う車を探していたら出会った」

と言うのが正しいのだろう。

気になってからF1の事を色々と調べた。

当時FORD F1に純正で搭載されていたエンジンは、直6とV8の設定があったらしい…

どちらもフラットヘッドと呼ばれる

サイドバルブ式のエンジンが載っていたらしい。

気になったF1は直6だったが見た目が違っていた。

写真と情報だけでは物足りず、実際に見に行く事にした。場所は愛知県だった。