間もなくエンジン
ようやくフェンダー等の外装と足回りを
外してエンジンが見えてきた。
しかし、そこには大きな壁が…。
なんてね。ただのラジエーターでした。

冷却水を抜いて、状態を確認する。
出てきたのは鮮やかなグリーンの
冷却水だった。
意外…。
どうせ…何色の冷却水だったのか
わからないような、錆水の冷却水が
出てくるのだろうと構えていたからだ。
国産車の冷却水はトヨタ系が赤、日産系が緑
なのが多い。違いは色だけだと思う。
最悪なのは水だけを入れられているモノ…
エンジンを冷却する事に関しては水だけでも
良いのだが、同時に鉄の部分の防錆と
冬場などの気温が低い時の凍結防止の
性能が必要になる。
応急的に水だけを入れる事はあるが
そのまま乗り続けると…
錆びが発生し、錆びて剥がれた鉄が水路を
循環しラジエーターの様な細い水路を
詰まらせる原因になる。
また冬場に凍ってしまい、体積が増える。
すると逃げ場を失った氷はアルミなど
比較的柔らかい金属を割ってしまう。
氷が解けた時にはそこから冷却水が漏れる
と言った事が起こる。
冷却水も抜ききって、大きな壁も取り外す。

ボンネットは外してしまうと置き場所にこまるのでそのまま着けておいた。
エンジンを降ろすのに配線類も邪魔になる。
当然、配線図なんて物は無いので
一度バラしてどうなっているのか?
後で研究しなくてはならない…
いっそフルハーネスで外す。
外していて気づいたのだが…
普段乗っている身の回りにある車達は
各パーツごとに配線カプラーなどで
メインハーネスとパーツに切り離せる様に
なっているのだが…
このF1は、ほぼ直結だった。
ビスで止めて配線されている

パーツはビスを取れば良いが…
それ以外は一度切るしかなかった。
切った配線一本一本にマスキングテープで
作った名札を貼っておく。
大変手間だが、何だか愛着が湧く。
ようやくエンジンを降ろせる状態になった。
良く観察して、今後を考える。
エンジンクレーンとエンジンスタンドが
欲しいな…。
今後あと何度使うだろうか…
そんな使用頻度が少ないモノを…
買うか??





